MACD

MACD

MACDとは、「Moving Average Convergence and Divergence」という英語の頭文字からなっており、「マックディー」と呼ばれます。

  • 「Moving Average」=「移動平均」
  • 「Convergence」(コンバージェンス)=「収束」
  • 「Divergence」(ダイバージェンス)=「発散」

日本語に訳すと「移動平均収束発散」となり、株式投資やFXなどのチャート分析においては、一般的に「移動平均収束拡散手法」と呼ばれます。

 

基本的な発想はトレンドフォロー系の売買シグナルの判断材料として考案されたものですが、指標の見方によってはオシレーター系として機能する場合もあり、相場分析において広く応用できるテクニカル分析手法とも言えます。

 

移動平均線は基本的に「MA」(Moving Average)と表記されますが、チャート分析に利用される移動平均線には、主に「SMA」、「EMA」、「WMA」の3種類があります。

  • SMA(Simple Moving Average):単純移動平均線
  • EMA(Exponential Moving Average):指数平滑移動平均線
  • WMA(Weighted Moving Average):加重移動平均線

 

MACDではSMA(単純移動平均線)を用いず、EMA(指数平滑移動平均線)を用いて、短期EMAと中期EMAの平均値を使って分析します。

SMAとEMAの計算方法の違い(3日間の場合)

 

SMA=(1日目の終値+2日目の終値+3日目の終値)/3日間

 

EMA=(1日目の終値+2日目の終値+3日目の終値+3日目の終値)/3日間+1日

このように最終日の終値を2倍で計算されており、最新の値がより大きく反映されやすくなっています。

 

単純移動平均では実際の相場から少し遅れて形状が変動しますが、指数平滑移動平均だと実際の値動きに近い形で平均値が算出できるというわけです。

 

MACDは、期間の短い短期EMAと期間の長い長期EMAを用いて、短期EMAから長期EMAの値を引いた差で求められます。

 

さらにこのMACDの値を一定の期間で単純平均したものをMACDシグナル、もしくは単にシグナルと呼びます。

 

MACD=短期EMA−長期EMA

 

シグナル=MACDのSMAorEMA

 

一般的には短期EMAの期間が12日、長期EMAの期間が26日で、シグナルの平均期間は9日を利用される場合が多くなっています。

 

これらのMACDシグナルの推移をグラフ化し、その位置関係から売買シグナルを読み取ろうとするのがMACDを利用した投資手法です。

 

0ライン

MACD、シグナルの値が0になるチャートの横軸。

MACDヒストグラム

MACDとシグナルがどれだけ離れているかを棒グラフで表した指標。

 

MACDヒストグラム=MACD−シグナル

 

 

MACDシグナルを下から上へクロスしたポイント(ゴールデンクロス)が買いサインとなり、反対にMACDシグナルを上から下へクロスしたポイント(デッドクロス)は売りサインになります。

 

また、どこでクロスしたかも重要なポイントとなり、グラフのより高い位置でクロスした場合やグラフのより低い位置でクロスした場合ほど強い買いサイン、売りサインと判断することができます。

 

さらにMACDシグナル0ラインとクロスする状態も重要なポイントとなります。
MACDシグナルの2本が0ラインを下から上へクロスしたときは、上昇トレンドの継続を意味し、0ラインを下に向かってクロスした場合は、下降トレンドが継続することを意味します。

 

ヒストグラム0ラインを中心に、下側に出ている場合はシグナルMACDより上に推移し、上側に出ている場合はシグナルMACDより下に推移しているという位置関係がわかります。

 

0ラインを基準として、ヒストグラムが上側や下側へと切り替わるということは、MACDシグナルがクロスしていることを意味し、ここが売買ポイントと判断することができます。

 

ヒストグラムが上側にある場合は上昇トレンドを表し、下側にある場合は下降トレンドを表すので、ヒストグラムが下側から上側に切り替わったポイントが買いサイン、上側から下側に切り替わったポイントが売りサインだとわかります。


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