FX長期投資

FX長期投資

FXにおける長期投資とは数か月から数年もの間ポジションを持ち続けることです。ポジションを長期的に持ち続けることから「ポジショントレード」とも呼ばれます。

 

中・長期投資のメリット

スワップポイント

FXで長期的にポジションを取ることで最も大きな魅力はスワップポイントです。高金利通貨を買い、1年間保有し続けるだけで相当な利益を生むこともあります。

 

デイトレードやスキャルピングなどではあまり気にされない部分ですが、選択した通貨ペアの金利差がそれほどなかったとしても、年単位でのスワップ益はバカにはできなくなってきます。

当然、プラスのスワップであることが前提です。

チャートに張り付く必要が無い。

1日に何度か相場を確認して後はほったらかしにするだけなので、FXに費やせる時間が限られている兼業トレーダーや、相場に対するフットワークに自信のない方などにとってはやりやすい手法と言えるでしょう。

スプレッドを気にしなくてよい。

何度も取引を重ねるデイトレードやスキャルピングでは、スプレッドの蓄積をかなり気にしなければなりませんが、中・長期投資であればスプレッドはほぼ気にしなくて良い部分なので取引コスト面での損失が限定されてきます。

敵は世界経済のみ

プロのトレーダー達と1分1秒を争うような闘いをしなくて済みます。長期的なファンダメンタル分析が軸となるので、初心者の方でテクニカルに自信のない方でも利益を上げることは可能です。

 

中・長期投資のデメリット

資金効率が悪い

短期投資における損切りに比べ、ある程度大きく損失を許容しなければ成り立たない中・長期投資においては、FXの大きな魅力の1つであるレバレッジを大きくかけることがハイリスクとなってしまいます。したがって少額資金でスタートする投資としては向いておらず、かなりの資金力(数百万円〜数千万円以上)を有する方に向いていると言えます。

為替差損がスワップ益を上回る可能性がある。

いくら金利で儲けても、大元である為替レートの動向を見誤れば、為替差損によってトータルでマイナスという場合があり得ます。
特に高金利国の通貨経済的・政治的にレートが不安定である側面を持ちあわせているので、大暴落の憂き目に遭った方もしばしば見られます。

マイナススワップ

長期的なトレンドに乗れて為替差益が生じても、マイナススワップが積み重なって収支がゼロという場合もあり得ます。

 

中・長期投資を行うには

レバレッジを抑える

中・長期投資をする際に必要なのはポジションを保有し続けることです。

 

少しぐらいの為替の変動でいちいち損切りしていてはスワップポイントを得ることはできませんし、長期的な上昇トレンドを予測してポジションを持ったとしても、あっという間に損切りラインに引っ掛かりポジションを手離してしてまってから、結局予測通りに上昇していったりした時には虚しさ以外何も残りません。

 

ですから中・長期投資を行うには、証拠金の長期的な維持が必須条件となります。
レバレッジを上げれば証拠金の維持はその分難しくなっていき、強制ロスカットの可能性も高まっていきます。
ポジションを保てるだけの低レバレッジで証拠金に余裕を持たせることが最重要となってくるのです。

一般的には長期投資をする際のレバレッジ1〜3倍までと言われています。
近年の世界的な金融危機や大暴落から最悪のシナリオを想定し安全策を採るのであれば、レバレッジ2倍までが妥当とも言えるかもしれません。

 

金利と相場の動向を探る

スワップポイントによる長期的な利益を狙う方は高金利な通貨に目を奪われがちになってしまいますが、なぜその国の金利が高いのかその理由を知っておく必要があります。

 

特に流動性の低い高金利な通貨スワップポイントも高ければリスクも高いのは以前にも触れましたが、割とメジャーな通貨でも金利は度々変化しています

 

好景気によるインフレ引き締め目的での金利上昇であれば良いでしょうし、その国の財政状況が悪すぎて債券発行のために金利を無理矢理上げているようであれば危険です。

 

また2カ国間の金利差が逆転し、プラスのスワップだったはずがいつの間にかマイナスのスワップになっていたケースもあります。

基本的にはプラスのスワップが発生するポジションの取り方ができないのであれば、中・長期投資はするべきではありませんし、プラスのスワップであっても長期的なトレンドが下降であるならばやはり長期にポジションを持ってはいけません。
筆者の意見では中・長期投資はスワップポイントの高さよりもトレンド重視であると思っています。
長期的なレンジ相場を予測するのであればスワップ狙いもありかもしれませんが。

 

ファンダメンタル分析

中・長期投資には必須と言えます。
各国が自国の経済力を高めようと様々な政策を打っていますし、うまくいかずに経済が悪化している国もあります。
その行く末を予測しなければ長期にポジションを持とうという自信は持てません

 

高金利国の通貨を持っているのであれば、政治・経済・治安などのニュースにはなおのこと神経をとがらせる必要があります。

 

またポジションを持っている通貨ペアの2カ国だけでなく、世界全体の経済情勢を把握すべく努めましょう。

 

安値を掴む

短期投資でも長期投資でも安値で買うのが理想です。
中・長期投資であれば中・長期的なチャートを参考にしてその通貨の安値の水準を知っておきましょう

 

大暴落後の緩やかな反発時がエントリーのチャンスであったケースは多々あります。

相場は永遠に上昇を続けることもありませんし、全くのゼロになることもありません。


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