FXファンダメンタルズ分析

FXファンダメンタルズ分析

fundamentalファンダメンタル)」の意味を普通に調べると、主に「基本の」「基礎の」「根本的な」「重要な」などといった形容詞としての使い方と、「基本」「根本」「原理」など、名詞としての使い方とがあります。

 

経済用語として用いられる「ファンダメンタルズ」とは、「経済における基礎的諸条件」という意味になります。

 

FXにおける「ファンダメンタルズ分析」を分かり易く説明すると、「通貨の値動きに影響を及ぼすであろう各国の経済情勢を分析する。」ということです。

 

この「分析」のターゲットとして最も重要かつポピュラーなのが、各国の政府や付随する専門機関が発表する「金融政策」や「経済指標」です。

 

世界中の機関投資家や個人投資家が着目しており、経済指標の発表時間の前後には為替レートが一気に大きく動くことも珍しくありません。

 

また、長期的なトレンドを予測する上でも各国の景気動向政策方針を知っておくべきなので、「経済指標」の発表はFXにおいて非常に重要なイベントと言えます。

 

ただ、一言で「経済指標」と言ってもその項目と内容はかなり多岐に亘ってしまうので、一般的に重要とされる経済指標を挙げておきます。

 

政策金利…各国

2カ国間の金利差で利益を図るキャリートレードにおいて各国の発表する政策金利は最重要となります。ただし最近では大国間の金利差は縮小傾向にあり、金利の上げ下げのみで国内の景気動向が左右されることはあまり見られません。そのため経済大国政府の近年の景気対策は量的金融緩和に偏重される傾向にあます。

雇用統計…米国・豪

景気の動向を探る上でかなり重要な経済指標です。特に米国の非農業部門雇用者数の増減は注目度が高く、事前予想と発表された数値が大きく乖離する場合もあります。そのような時は値動きが非常に大きくなります。

小売売上高…米国・欧州

小売業の業績から個人消費の増減を計り、その国の景気の先行きを推測します。このうち、変動幅の大きい自動車部門は除外される傾向にあります。

貿易収支…米国・欧州・日本

各国の輸出額から輸入額を引いたものですが、各国の生産量と販売が反映されており、為替レートとの結びつきも非常に濃いと言えます。さらに輸送に用いる原油の価格が直に影響を与えます。

鉱工業生産…米国・欧州・日本

コンピューター、電子部品、電化製品、自動車など製造業に属する鉱工業企業の生産動向は、国の景気循環のスタート地点とみなされ、経済に多大な影響を及ぼします。

IFO景況感指数…独

ドイツの経済・社会調査・政策研究を行う公的研究機関IFO研究所が発表する、ドイツ国内の企業に対して行われる景況感アンケートの調査結果です。欧州の景気の先行指標としての注目度は非常に高いものとなっています。

 

もちろんこれら以外にも注目される指標がたくさんあるのですが、基本的にもっとも重要視されるのは米国の経済指標です。

 

米国の経済は世界の経済に繋がっていますし、FXで取り扱われる全ての通貨間に米ドルが介入しているのですから当然ですね。

 

これらの経済指標発表のスケジュールは、FX会社の取引ツールに大抵備わっているのでチェックしておきましょう。

 

但し、各国の経済指標さえ押さえておけばファンダメンタルズ分析ができているというわけではありません。

 

経済に影響を与える要因となる事象は無数に存在し、あるいは勃発し、複雑に絡み合っています。

極論、この世における全ての事象がファンダメンタルズ分析の対象といっても過言ではないかもしれません。

と言ってしまってはキリがないので、主な分析対象となる事柄を挙げますと、

  • 原油価格
  • 株式市場の動向
  • 選挙の結果
  • 戦争・紛争・内乱
  • 自然災害 …etc.

特に経済に著しく影響を及ぼす事象を挙げてみましたが、これらはかなり入手しやすい大きな情報ばかりです。

 

対して、海外の一企業の動向やちょっとした事件・事故などのニュースを入手することは、我々個人には難しかったり遅れがちであり、それでいて経済に少なからず影響を与えてしまっていたりする場合もあります。

 

FX会社の取引ツールには、テレビでは取りあげられないような各国の経済ニュースなどを配信するサービスもあるのでぜひとも利用すべきでしょう。

 

しかしながら、過去において海外の投機的ヘッジファンドによって為替相場が突如として急変した事件も度々あり、通貨危機とまで呼ばれるほどの経済事象を引き起こした例もありますが、そのような事態を個人投資家が事前に察知するのは困難を極めます。

 

ファンダメンタルズ分析は前述のように地政学的なニュースからサブカルチャーなニュースまで、とにかく分析の範囲が幅広く複雑なため、敬遠しがちなトレーダーも数多くいるそうです。

 

ファンダメンタルズ分析と対をなすテクニカル分析のみを用いるトレーダーもいると聞くのですが、

 

正解はどちらの分析もするということです

 


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