FXスワップポイント

FXスワップポイント

スワップポイントとは

 

FXで取り扱う各国の通貨には、それぞれの国の政策金利が反映されています。

 

この政策金利は、トルコや南アフリカのように高金利な国もあれば、日本のような超低金利な国もあり、スイスやスウェーデンなどに至っては金利がマイナスであったりと、その国の政策や経済状況によって様々です。

例えば2016年10月の時点で、トルコリラの金利は7.5%、日本円の金利は0.00〜0.10%。
その差は歴然です!

 

ところで、FXにおいては選択した2カ国の通貨ペアを、「買いから入る」、もしくは「売りから入る」などと表現されますが、やっていることは通貨を「交換」して保有するということです。

 

この「交換」という言葉を英語に訳すと、「swapスワップ)」となります。

 

金利の異なる2カ国の通貨を「交換スワップ)」する際には、それぞれの国の「金利差」もひっくるめて「交換スワップ)」することになります。

 

通貨を交換して保有し、再度交換するまでに発生した2通貨間の金利差調整分を「スワップポイント」と呼びます。

金利差を調整するという点で外貨預金の利息の概念とは若干異なります。

 

スワップポイントの発生

 

スワップポイント買い(売り)ポジションを持った翌営業日から発生します。

正確には、ポジションを持ったままニューヨーク市場がクローズする時間NYクローズ)をまたぐと発生します。

 

通常、日本時間の7:00(夏季は6:00)ですが、FX会社によって締切期限が5〜30分程度前倒しされることが多いです。

 

FXにおいて「決済日」を先延ばしする事を「ロールオーバー」と呼びますが、NYクローズをまたぐと自動でロールオーバー処理が行われ、スワップポイント1日分も自動的に計上されることになります。

 

また「決済日」は、決済の注文が約定したその日ではなく、原則的に2営業日後です。
決済注文が約定した2日後が土・日・祝日などの銀行が営業しない日だと、決済日先送りされることになります。

 

つまりスワップポイントの付与や回収のタイミングは、通貨ペア2カ国の祝日にも影響されるというわけです。

 

また、スワップポイントはFX会社が自動で計算してくれますが、その数値は実際の金利と若干の差異があり、FX会社によっても数値に違いもあります。

FX会社を選ぶ際には、各社のスワップポイントの違いと、スワップポイントカレンダーにも着目しておいた方が良いでしょう。

 

ちなみにポジションを持ってからロールオーバーする前に手離してしまえば、スワップポイントは発生しません

 

したがって為替の変動に合わせた取引でのみ利益を狙おうという方は、ロールオーバーの時間にポジションを持たないようにするのも手と言えます。

 

スワップポイントの仕組み

 

日本円とオーストラリアドルの通貨ペアを例にとって説明していきます。

 

為替レート1豪ドル=90円

 

金利   :豪1.50%≠日本0.10%

 

FX会社に900,000円を借りて売り10,000豪ドルを買い3日間保有したとします。

 

現在発生している金利借りている日本円の金利と、保有している豪ドルの金利です。

1日当たりの金利

 

900,000円×0.10%=900円→900円÷365日=約2.5

 

10,000豪ドル×1.50%=150豪ドル→150豪ドル÷365日=約0.4豪ドル(約37円)

 

日本円を借りている3日間についた金利分はFX会社に返却する際に支払わなければなりません

 

逆に、保有していた3日間についた豪ドルの金利分は受け取ることになります。

 

保有している間に為替レートに変動がなくそのまま決済したとすると、

支払い金利分:2.5円×3日=7.5

 

受取金利分 :37円×3日=111

 

金利差額  : +103.5

 

となり、3日間で差し引き103.5円を受け取ることになります。

 

仮に一年間保有したとして、政策金利と為替レートに変動がなかったとすると、約12,600円の利益となります。

 

取り扱う通貨ペアの金利差がより大きければこの利益はさらに大きくなり運用資金をさらに大きくすれば当然この利益はさらに膨れ上がります

 

このスワップポイント狙いでFX取引をやっている方も多く、スワップ派などとも呼ばれています。

 

ただし、

低金利国の通貨で高金利国の通貨を買い、保有することが大前提となります

 

スワップポイントの注意点

  • 高金利国の通貨で低金利国の通貨を買い保有すると、逆に金利差分を支払うことになってしまう
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  • 為替レートや政策金利の変動により、スワップポイントが常に一定とは限らずスワップポイントが逆転することもあり得る
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  • 高金利国の通貨は流動性が低い傾向にあり、思い通りのタイミングで決済することができない場合がある。
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  • FX業者はスワップポイントの算出に手数料を加味しており、同じ通貨ペアでもFX業者によってスワップポイントに違いがある。(各FX会社にはそれぞれ扱う通貨に得手・不得手があったりもします。)

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