FX空売り

FX空売り

FXの「買い」と「売り」

 

投資初心者の方がFXや株式投資などで利益を得る方法としてまず思いつくのは、「安く買い、高く売る」という概念でしょう。

 

投資の世界では、株式や通貨を「買い」から入り保有することを「買いポジション」、もしくは「ロングポジション」を持つなどと言います。

 

買い」から入った場合はポジションを持った時より値上がりしたポイントで決済すれば当然利益が生まれます。

 

ただしこの手法は「値上がりするであろう」という予測を前提としているので、下げ相場と言われる地合では手が出しづらくなってしまいます。「値下がりするであろう」と予測するモノを「買う」のは愚かでしかありません。

 

しかしFXや株式投資には「値下がりするであろう」という予測を前提として利益を狙う取引が存在します。

俗に「空売り」などと呼ばれますが、「高く売り、安く買い戻す」という概念です。

 

売り」から入り保有することを「売りポジション」、もしくは「ショートポジション」を持つなどと言います。

 

売り」から入る概念は少しややこしく感じるかもしれませんが、FXをやる上で投資のチャンスを増やすためには覚えておいたほうが良いでしょう。

 

実は筆者がFXをする上で、「売りから入る」という概念はあまり持ちません。FXは2カ国間の通貨ペアのレートの変動を予測するので、値上がりするであろう通貨の方をを「買う」と考えるほうがしっくりきてしまうのです。

 

空売りの仕組み

 

空売り」という言葉は「」という文字がつくことによって、初心者の方に変に小難しく感じさせてしまっているようにも思うのですが、FXは証拠金を担保とした信用取引なので、取引における為替差益もしくは差損分の金額のみFX会社とやり取りします。

 

買う」にしても「売る」にしても運用したい金額を現金で用意することなく取引が行えるので、買う場合でもそもそも‘空,の手で買います。

 

つまりは、FXにおける取引は、「空買い」「空売り」でしかないのです。

 

では、「安く買い、高く売る」という概念は分かりやすいと思いますが、「高く売り、安く買い戻す」という「売り」についても例を挙げて掘り下げていきましょう。

 

 

「買いから入る(ロング)」

 

※現在の為替レートを1米$=110円と仮定します。

 

1米$=110円の時に10,000$買うには1,100,000円必要です。
FXではこの1,100,000円を、証拠金を担保にFX会社に買い建ててもらうことで10,000$を保有することができます。

 

つまり1,100,000円の日本円をFX会社に利息無しで借りている状態です。

 

うまいこと円安ドル高が進み、1米$=120円の時に保有している10,000$を売ると1,200,000円の日本円になります。
ここからFX会社に借りていた1,100,000円を返した残りの100,000円が利益となるわけです。

 

これは「買い」が成功した時の例ですが、ポイントは「借りる」ことができるという部分です。

 

「売りから入る(ショート)」

 

では円高ドル安が進み、1米$=100円になると予測した時、まさか値下がりするであろう「ドル」を買おうとは誰も思いませんよね。

 

むしろ買いたいのは「」の方です。

 

でも日本人が日本円で「」を買うっておかしいですよね。
ではどうすれば良いのか?

 

答えはFX会社に米ドルを「借りる」のです。

 

借りた米ドルを売って日本円を保有するのです。

 

1米$=110円の時に10,000$借りて売ったとすると、1,100,000円の日本円を保有することになります。
為替レートが1米$=100円になった時、借りていた10,000$を返すために、一旦は売った10,000$買い戻しFX会社に返却します。
10,000$買うのに必要な日本円は1,000,000円となっているので、100,000円の利益が出ています。

 

これが「空売り」の成功例です。

 

 

ただし、「売り」に関しては1つ問題があります。それはスワップポイントです。

 

例えば、金利の低い日本円を売って、金利の高い米ドルを買いポジションで保有している間はスワップポイントが利益となり加算されます

 

しかし、金利の高い米ドルを売り、金利の低い日本円を保有したとすると、保有している間は逆にスワップポイントを支払い続けることになってしまいますマイナススワップ)。

 

日本は世界的に見ても超低金利国です。
日本円がらみの通貨ペアでの取引で「売りから入る」時には、このスワップポイントには常に注意を払う必要があります。

 

まとめ

 

この「買い(ロング)」と「売り(ショート)」をいかに駆使して利益を狙うかがFXの醍醐味でもありますが、どちらにしてもスワップポイントをしっかり把握しておくことが重要です。


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