FXの歴史

FXの歴史

FXの始まり

日本において個人がFXをできるようになったのは19984月の改正外為法新外為法)の施行からです。

 

それまでは外為業務は公認銀行に限られ様々な制限がかけられていたのですが、その規制の一部が取り払われ個人での為替取引が簡易なものとなりました。

 

まず最初に個人向けの外国為替取引サービスを開始したのがダイワフテーチャーズ(現ひまわり証券)です。翌1999年には10社以上のFX会社が参入して少しづつFXが世に浸透していき、2000年代に入りインターネットの普及が進むと、さらにFX会社と投資家が爆発的に増えることになりました。

FXの闇の時代

しかし、当時のFXは何ら規制の無い金融商品で、それを扱う業者にも確固たる規制はありませんでした。資産運用のための商品としてまっとうに業務を行っていたFX業者のかげで、非常に悪質な業者も暗躍することになってしまいます。

 

外国為替証拠金取引に関する苦情相談件数
  • 2000年 →   4
  • 2001年 →   41
  • 2002年 →   388
  • 2003年 → 1412
  • 2004年 → 2786
  • ※国民生活センター 消費者生活相談データベースより


寄せられた苦情から、当時の悪質なFX業者が行っていた行為が徐々に明るみとなっていきます。その主な内容は、

  • 断定的に「儲かる」と執拗に勧誘する
  • 取引内容、リスクを曖昧にする
  • 決済させない
  • 解約させない
  • 顧客証拠金を流用
  • 計画倒産により返金しない

上記のように、犯罪すれすれ、さらには犯罪そのものといった行為が悪質なFX業者の間で横行し、甚大な損失を被った人や破産者が続出してしまいました。そしてこれらの事件がたびたび報道されることでFXの評判は地に堕ちていったのです。

 

FX業界の変革期

事態を重く見た金融庁は、20057月に改正金融先物取引法を施行し、投資家の保護を名目に、監督官庁として外国為替証拠金取引(FX)を金融先物取引法の規制対象としました。

 

FX業者に義務化された主な内容
  • 金融先物取引業者としての登録
  • 顧客へのリスクの開示
  • 要請の無い勧誘の禁止
  • 自己資本規制比率の届け出
  • 預託証拠金の区分管理
  • 業務状況等の公表  …etc.

この一撃で、営業許可のおりるはずもないような悪質な業者は一気に排除されることになります。

 

次いで20102月、区分管理に対してさらなる規制が実施され、顧客から預かった証拠金信託銀行などへ全額信託することで一本化されました。これによりFX業者は会社の運営を全て自己資本で行わざるを得なくなり、資本力の少ないFX業者も退場となってしまいます。
また時を同じくし、ロスカットルールの整備と遵守も義務付けられました。

 

さらに金融庁FXが投機的でリスクの高い商品であることを危惧し、同年8月、過当投機防止の名目でレバレッジの上限を最大50%と規制し、その1年後にはレバレッジ上限を25%までと縮小しました。

 

FXの今日

一連の規制強化に伴い、2008年には約120社あったFX業者も、現在では半数の約60社程度まで減少してしまいましたが、その荒波を乗り越えて今日も経営を続けている業者は生き残るだけの資本力経営能力を有しているとも言えます。またFX業界全体が健全化され、資産運用の手法としての信頼もかなり回復してきています

 

FX業者は従来より薄利になってしまった会社の利益のために顧客獲得競争に日々明け暮れていますが、我々投資する側にとってはサービス安全面のさらなる向上はありがたい限りですね。


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